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Samsungがバッテリー着脱型のスマホを開発中か

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駆動時間を伸ばすため、バッテリーを着脱できるスマートフォンをSamsungが開発しているようです。

時代の流れに逆らう着脱型バッテリー

iPhoneシリーズの駆動時間は、iPhone11 Pro Maxが前モデルのiPhone XS Maxから最長5時間伸びています。iPhone12シリーズではモジュールの小型化で、更に伸びるのではないかといった見方もあります。
 
ところが、MMD研究所が2月に発表した調査では、スマートフォン購入時に価格以外で重視する項目について、「バッテリー持ち」と回答したユーザーが最多でした。スマートフォン技術の進化によって駆動時間が大きく伸びてもなお、多くのスマートフォンユーザーはバッテリーを課題として挙げています。
 
この問題を解決するために、Samsungが開発しているのがバッテリーを着脱できるタイプのスマートフォンです。近年はAppleを始めとし、多くのスマートフォンメーカーが様々な理由でバッテリーを取り外せないように設計していますが、Samsungの試みは、こうした潮流を大きく逆転させるものだと言えるでしょう。
 

 
公開されたリーク画像からは、未発表のデバイスであるモデルSM-A013F向けであり、3,000mAhの容量を有していることが分かります。この未発表モデルの正体は謎ですが、ニュースサイトSamMobileによると、ヨーロッパやアジア向けに展開されるGalaxy Aシリーズではないかとのことです。

駆動時間を伸ばす次世代技術

従来のリチウムイオンではなく、グラファイトオキシドやグラフェンオキシドといった物質を活用して、バッテリーの駆動時間を飛躍的に伸ばす技術は複数の大学やメーカーが開発中です。
 
ただし、無闇にバッテリーの駆動時間を伸ばしてもスマートフォンメーカーにとっては大きなメリットがないと考えられるため(充電を繰り返してバッテリー性能が劣化し、修理に出すか買い替えてくれたほうが利益は増える)、現状では充電スピードを高速化する方向に舵を切っています。
 
またバッテリーに限らず、カメラやディスプレイなどのモジュールを自由に組み合わせられるスマートフォンをGoogleがProject Araとして開発していましたが、2016年にプロジェクト自体が放棄されています。
 
 
Source:SamMobile
(kihachi)

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