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Euler Motorsが取り組むインドのMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)

インドのベンチャー企業Euler Motorsは、荷物運搬用の3輪電気自動車を開発。ビジネスモデルは、自動車販売ではなく、通販サイトなどに対し、ラストワンマイルの配送サービスを提供するMaaSモデルだ。

2020年5月には164万ドルの資金を調達し、商用利用の拡大を目指している。

インド版「テスラ」の電気自動車

Eコマースが成長を続けるインド市場では、交通渋滞の多い都市部での配送が課題となっている。特に、配送先へ直接届ける「ラストワンマイル」では小回りの利く輸送手段が求められてきた。

2018年にデリーで創業されたEuler Motorsは、荷物運搬用の3輪電気自動車を開発し、ラストワンマイル問題の解決を目指している。米テスラにならい、インドでも環境にやさしい持続可能な移動手段の提供を進めてきた。

Euler Motorsの電気自動車はプロトタイプ版で400~500キロの荷重に耐え、次のバージョンでは600キロまで積載可能。そのバッテリーは3~4時間の充電で100キロの走行が可能だ。

デリーでは8基の充電ステーションを設置し、商用利用が始まっている。

EC企業や物流企業向けMaaS

Euler Motorsのビジネスモデルで興味深いのは、自動車販売ではなく、Eコマースや物流企業に対し輸送サービスを提供する、いわゆるMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を採用している点だ。

インドのオンラインスーパーBigBasket、ムンバイの物流企業Blue Dart等がトライアルに参加し、既に1年以上の実績を重ねてきた。

2020年5月にはシリーズAとして約164万ドルの資金を調達した。今後は電気自動車の量産や、他都市展開により、さらなるB2B顧客へのサービス提供が期待されている。

Euler Motors

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