近年、「メルカリ」「ラクマ」「ジモティー」などのフリマアプリが浸透し、リユース市場の規模は今年2兆6000億円、2022年には約3兆円にまで成長すると予測されている。
そんななか、出品代行サービス「ハコクル」や、家具・家電に特化した回収サービス「トラクル」を運営中の株式会社MONO Technologiesは、フリマアプリの出品作業を誰かに任せたい人と出品スキルを活かして稼ぎたい人をつなぐ日本初の出品代行マッチングプラットフォーム「マカセル」の提供を開始した。
時代の流れを捉えたサービス
今般の新型コロナウイルスの影響で不況の波が押し寄せ、「良いものを安く買いたい」という人の増加が見込めるだろう。また、ソフトブレーン・フィールド株式会社の調査によると「自粛生活で関心が高まったことや新たに始めたことは? 」という質問に対し「部屋の片付け」が47.3%で1位となるなど、自粛生活のなかで断捨離などをする人も増加しているようだ。すると、必然的に不用品が出てくるわけで、これを「お金に変えたい」と思うのは自然な流れだろう。
さらに、働き方改革による企業の副業解禁が進んでいる状況下で、テレワークの普及により増加した自由な時間を副業に充てたいという人も増えているとのこと。
このような背景からフリマアプリのニーズは今後も高まることが期待される。そこで同社は、手間をかけずにフリマアプリに出品したい人と出品スキルを活かした副業をしたい人をマッチングする「マカセル」を開発し、2020年6月2日より提供を開始した。
不用品が簡単にお金に変わる
また、買取業者などを介さないためリターンが高いというのも魅力のひとつだろう。依頼者は1商品あたりの売却額(売上-フリマアプリの手数料-送料)からマカセラーの手数料(売上の30%が平均)と運営の手数料300円を差し引いた額を受け取れるとのこと。
加えて、評価・口コミ、損害賠償サポート、24時間のカスタマーサポートなど安心して利用できるサポート体制が整っているのもポイントだ。
マカセラーになるには、公式サイトにアクセスし得意なカテゴリーや取引条件などを入れて出品者登録をおこなう。審査を通過すれば正式登録完了の連絡が届くようだ。あとは、依頼を受け依頼者との相談を経て商品を受け取り、フリマアプリやオークションなどに出品する。商品が売れたら「マカセル」へ売上登録し、「マカセル」からの入金を待つという流れだ。
ちなみに、マカセラー側の月額手数料や成約手数料などはすべて無料とのこと。
- Original:https://techable.jp/archives/126647
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口