Elix(エリックス)は6月4日、群衆人数や人物同士の密集度合いの計測を可能とするAIソリューションを発表した。本日より、法人や自治体などを対象に試験提供を開始する。
同ソリューションは、新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止対策の一環として開発されたもので、カメラが捉えた映像内の人物の数や位置情報を把握することで、群衆の検知、人物同士の密集度をリアルタイムで推定する。必要に応じてマスクの有無の検知など、導入企業に併せたカスタマイズも可能とのこと。同社は、ショッピングモールなどの商業施設やイベント会場、公共施設、オフィスビル、工場などでの利用を想定している。
同社代表の結城伸哉氏はニュースリリース内で「有効なワクチンが開発され、世界中の人々に行き渡るまでには 年単位での時間がかかると考えられます。この間、感染者数を抑える上でおそらく最も有効な手段はソーシャルディスタンシングです」と語る。「これ以上経済的損失を拡大させないためにも、ソーシャルディスタンシングを行いつつ経済活動を続けていくことが重要であり、少しでもその役に立てればという想いでこのプロダクトを開発いたしました」と続ける。
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- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/06/04/elix/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Hiro Yoshida