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畜糞を1週間で肥料化する昆虫テックのムスカがECサイト開設、代表取締役2名の新体制に

ムスカは6月4日の「虫の日」に、持続可能な農業を推進している事業者の食品を扱うECサイト「Sustainable Food Market」を開設した。取り扱い商品の第1弾は、宮崎県南西部に位置する清武町で、石坂村地鶏牧場が生産する宮崎地鶏の「地頭鶏」。牧場では、地鶏の飼育にムスカの飼料を一部取り入れている。

同社は、約50年間1200世代の選別交配を続けて誕生したイエバエの幼虫を利用して、1週間程度で家畜から出る糞尿や家庭から出る生ゴミを肥料化、さらには肥料化に使用したイエバエの幼虫を乾燥させてタンパク質を多く含む飼料として再生できる、バイオマスリサイクルシステムの構築技術を擁する2016年12月設立のスタートアップ。現在、テストプラントの建設を進めているが、同社の飼料を使った養鶏場の商品をECサイトでいち早く販売することになった。

ECサイト開設に合わせて同社は新体制も発表した。これまで取締役COOを務めていた安藤正英氏が代表取締役に就任。これまでCEO兼代表取締役を務めていた流郷綾乃氏との2名体制となる。

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