Appleは開発者向けにiOS13.5.5のベータ版を公開しました。これをアメリカのネットメディアが解析したところ、その内部にAppleが提供するサービスをまとめて契約できるようになることを示唆するコードが発見されました。
まとめれば割引?
Appleは以前からApple MusicやApple Arcade、Apple TV+、iCloud Drive、Apple News+などの複数のサービスをまとめて契約できる仕組みを開発中だと報じられてきました。その情報がベータ版とはいえiOS内部のコードでも確認されたことで、将来的にAppleが提供サービスの契約を一体化していく方向であることが改めて判明しました。
サービスの契約を一体化させることで支払いの手続きが簡単になるなど、ユーザー側にもメリットはありそうです。またこうした契約の場合、個別に契約するよりも価格が割り引かれるのが一般的であり、Appleのサービスを複数利用するユーザーにとっては月々の支払額を抑えられる可能性もあります。
Appleとしては契約を一体化することで、顧客が他のサービスに乗り換えるのを防ぐだけでなく、継続してApple製品を購入してもらえるメリットを期待していると考えられます。
ただAppleのような製品とサービス両面に巨大な影響力を持つ企業が顧客を囲い込むために新たな仕組みを導入するのは、公正な競争を阻害してしまう問題が発生する可能性もあり、実際にこの仕組みが導入されるまでにはもう少し時間がかかるかもしれません。
Source:9to5Mac
(KAZ)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-292763/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania