Googleは、ユーザーがシークレットモードでWebを閲覧している際も個人の情報収集を行っていたとして、現地時間6月2日にプライバシーの侵害で集団訴訟を提起されました。
2016年6月1日以降、シークレットモードを利用した数百万人が集団訴訟
Googleはプライバシー保護の観点から、WebブラウザGoogle ChormeにWeb閲覧をした際も閲覧履歴が残らないようにするシークレットモードを搭載しています。
しかし現地時間6月2日、同社はユーザーがシークレットモードでWeb閲覧をしている際も個人の閲覧内容や閲覧場所といった情報を収集していたとして、50億ドル(約5,400億円)の賠償を求める集団訴訟が起こされました。
カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に提出された訴状によると、GoogleはモバイルアプリやWebサイトプラグイン、Googleアナリティクス、Googleアドマネージャーなどを通してひそかにデータ収集をしていたとのことです。
集団訴訟を起こしている原告は、2016年6月1日以降にシークレットモードで閲覧をした数百万人以上のユーザーで、一人あたり5,000ドル(約54万円)の賠償を求めています。
Googleは訴訟に対して反発
Googleの広報担当であるホセ・カスタネダ氏は今回の集団訴訟に対して、「シークレットモードで閲覧中も閲覧アクティビティに関する情報を収集する可能性があることは、ユーザーが新しいシークレットモードを開く際に明示している」として反論する構えを示しています。
Source:REUTERS via CNET Japan
Photo:Unsplash-Paweł Czerwiński
(kotobaya)
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