Appleは、カリフォルニア州クパチーノのApple Parkへの従業員の再配置を始めている、と米Bloombergが伝えています。マスクの着用を義務化したり、エレベーターに乗れる人数は最大2人に制限するなど、厳戒態勢での再始動となっているようです。
密閉空間で同席できる従業員数を制限
Appleは5月から、ハードウェアエンジニアやソフトウェアエンジニアなど、一部の従業員をApple Parkの職場へ復帰させている、と報じられています。任意で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査を行うことも可能で、検温は義務化されているとのことです。
職場復帰といっても、従業員が本社で過ごすのは週あたり数日のみで、密閉空間で同席できる従業員数は制限されています。例えば、最大10人乗れるエレベーターは、2人までしか利用が許されていません。また、休憩室のキッチンは閉鎖されており、従業員にマスク着用を促すサインも掲げられています。
Apple Parkには、スタッフが密接に作業を行っていたフリーアドレスエリアもいくつかありますが、今後より多くの従業員を社内に迎えるにあたって、オフィスレイアウトの変更が必要になるとみられています。Apple広報担当者からコメントは得られていないとのことです。
すでに本社に戻っている役員も
小売担当トップだったアンジェラ・アーレンツ氏の後任者で、リテール+人事(Retail + People)担当シニアバイスプレジデントを務めるディアドラ·オブライエン氏は、スタッフ向けの最新の動画アップデートをApple Parkから送っており、Apple役員の中にはすでに本社に復帰した人もいるようです。
他のテック企業もコロナ後に体制変更を行っています。Facebookは、リモートで働く従業員の採用を積極的に進めており、今後最大半数のスタッフを在宅勤務に移行する構えを見せています。
Source:Bloomberg
Photo:Wallpaperflare
(lexi)
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