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MacBook Proランプを製作し公開~共に過ごした12年間の記憶を残す

MacBook Lamp 01
 
ジム・グレシャム氏が、15インチMacBook Pro(2008モデル)を利用して製作した、「MacBook Proランプ」を、製作過程の解説画像と共に公開しました。

両親から贈られた、15インチMacBook Pro(2008モデル)

ジム・グレシャム氏の15インチMacBook Pro(2008モデル)は、12年前に両親からのプレゼントとして贈られたもので、同氏にとってはこの製品が初めてのMacであり、到着時には待ちきれずに、米国の貨物運送会社UPSの配送トラックまで出向き、自宅への配達前に受け取ったそうです。
 
グレシャム氏は、MacBook ProとmacOS(旧:Mac OS X)の虜になり、その経験がもとで今ではApple製品ブロガーとして活躍、テック業界で働くようになりました。
 
同氏は新型コロナウイルス感染症の影響を受けた在宅勤務を行う中で、2年前に壊れた15インチMacBook Pro(2008モデル)をクローゼットから見つけました。壊れてはいますが廃棄するのは忍びなく、何とか活用して、到着時の興奮と12年間の思い出を形に残したいと考え、「MacBook Proランプ」の製作を考えついたそうです。
 
グレシャム氏は、iDownloadBlogにて、このランプの製作過程を公開しています。

1.工具の準備


 
最初に、iFixitの15インチMacBook Pro A1226とA1260の液晶ディスプレイパネル交換ページにて、分解・組み立てに必要な工具を注文します。
 

2.小型LEDランプの注文


 
AIBOO製「LEDライトセット キャビネット下用」を用意します。この製品は、日本のAmazonで購入可能です。
 

3.HomeKit対応スマートコンセントを用意


 
同氏はスマートコンセントに、「Wemo Mini Smart Plug」を選択しています。こちらも日本のAmazonで販売されています。
 

4.HDDのバックアップ

 
HDDは取り外し、データもバックアップします。
 

5.分解開始


 
iFixitで入手した工具を用い、MacBook Proを分解します。。
 

6.トップカバーの取り外し


 
iFixitの分解方法解説ページを参考に、MacBook Proのトップカバーを取り外します。
 

7.液晶ディスプレイの取り外し


 
分解をすすめて液晶ディスプレイを取り外したら、表示ユニットやiSightカメラなどを取り除き、トップシェルのみとします。
 

8.LEDランプの位置決め


 
用意したAIBOO製LEDライトセットの位置合わせを行います。その際は、LEDランプを点灯しながら行い、トップシェルとLEDライト間の隙間は、ボトムケースのメモリ取付部に装着されたグレーの樹脂パーツを転用して埋めるようにします。
 

9.LEDランプの固定


 
テープを使ってLEDランプとグレーの樹脂パーツをトップシェルに固定します。
 

10.電源コードの配線

 
LEDランプの電源コードを、iSightカメラのケーブルが通っていた穴を利用して引き出します。
 

11.スマートコンセントへの接続と動作確認

 
スマートコンセントに電源プラグを挿し、Siriで点灯・消灯を制御できるか動作確認します。
 

完成後の感想

グレシャム氏は、アップルロゴに対して今回利用したAIBOO製LEDランプが少し小さかったとしながらも、完成品には満足しており、「点灯している様子を見ていると、私の初めてのMacとの思い出が蘇ってくる」と伝えています。
 
背面のアップルロゴが光るMacBookの廃棄を検討する際は、グレシャム氏のようにアップルロゴを活かす「MacBook Proランプ」を作ってみるのも面白いかもしれません。
 
思い入れのある品ということで筆者は、Apple製デバイスでは初代iPod、Apple製品以外では、長く愛用したソンチア・TQ-700が思い出されました。
 
本ランプの自作を検討される際は、自身の判断で検討下さい。
 
 
Source:iDownloadBlog, Amazon (1), (2), iFixit
(FT729)

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