2020年4〜5月のヘルス&フィットネスアプリのダウンロード数が6億5600万回と、2019年4〜6月より47%増加していることが調査会社SensorTower のデータで明らかになった。
2カ月で昨年3カ月分を上回る
第2四半期(4〜6月)のデータ比較だが、2020年は4〜5月だけですでに昨年4〜6月のダウンロード数を大幅に超え47%増となった。今年6月を含めた数字がさらに大きくなるのは想像に難くない。
参考までに、これまでヘルス&フィットネスアプリの伸びが最も大きかったのは2018年第2四半期で、ダウンロード数は4億1770万回、前年同期比29.2%増だった。
運動不足に危機感
ヘルス&フィットネスアプリには、日々の歩数などを記録するトラッカーアプリや、エクササイズのメニューを提案するアプリ、瞑想アプリなどが含まれ、こうしたアプリの2020年のダウンロード数増加の主な要因はもちろん新型コロナだ。
実際、新型コロナ感染拡大が始まった今年第1四半期からダウンロード数は伸び始めている。
外出が制限され、これまでジムやスタジオでのエクササイズをルーティーンとしていた人がエクササイズ方法を見直さざるを得なくなったり、これまで特に運動をしていなかった人も外出禁止による運動不足に強い危機感を持ったり、不安な社会情勢を受けてメンタル面での平静を保つ必要を感じたりした結果といえる。
SensorTowerによると、2020年これまでに最もダウンロード数を伸ばしているアプリの1つは「Strava」。フィットネストラッカーアプリだが、5月のダウンロード数は340万回と、今年1月に比べ179.2%増となった。
SensorTowerのアナリストは「たとえ外出禁止が解除されても、消費者が健康的なライフスタイルを維持するためにデジタルデバイスやアプリに目を向ける傾向は今後も変わらないだろう」とみている。
- Original:https://techable.jp/archives/127245
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi