ANAホールディングス株式会社、ANAグループのavatarin株式会社、及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構は、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」を活用し、国際宇宙ステーションの宇宙アバター「space avatar」操作体験の実証を始動したことを発表した。
宇宙でアバターを使用!?
2020年を目標として一般向けのイベントを実施し、都内の特設会場において体験可能になる予定とのことで、地上の特設会場からアバターを自由に操作し、宇宙や地球の景色等を地上に配信することで、あたかも自身が宇宙にいるような世界初のアバター体験を得ることができる。
宇宙アバターがもたらす影響は
今後は、フェーズ0として、「きぼう」を利用した、宇宙アバター技術の実証、一般向けの体験価値の実証することからスタートし、最終的には、月面及び月周回有人拠点における、小型分散型のアバター技術の実証、実装を目標に掲げている。同プロジェクトを通じ、アバター技術が、地上及び宇宙の両方で広く活用され、安心・安全で、豊かな生活の実現に貢献することを目指すという。
avatarin(株)アドバイザーである中須賀真一氏は、「アバターはそんな世界と人間をつなぐツールであり、宇宙に進出することで人類は進化の次のステップに入ると指摘する哲学者、技術者がたくさんいます。宇宙でのアバター体験が、人類の思考にどのような変化をもたらすか、そのような視点からもこの世界初の試みを楽しみにしたいと思います」とコメント。
コメントが示唆するように、アバターと宇宙のコネクションは、テクノロジーの側面からだけでなく、幅広い分野へ大きな影響をもたらすに違いない。
- Original:https://techable.jp/archives/127208
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:kawaguchiasuka