キャンプにどんな調理器具を持っていきますか?
包丁、まな板、菜箸、トング、ターナー、お玉あたりはマストですが、大根おろしやスライサーはどうでしょう。あると便利だとわかっているけれど、結構かさばるから持っていくかどうか、ギリギリまで迷う道具です。
この春、キャプテンスタッグより320mlのシェラカップに装着して持ち運べるユニークな調理器が登場しました。名前はズバリ「シェラカップ調理器(クリアブラック)」(2000円/税別)。
パーツは2つに分かれていて、忘れがちな調理器5つ分の機能を備えているんです。
それではさっそくその実力を見ていきましょう。
■5つの機能で料理初心者をサポート
表と裏、それぞれに別の機能が備わっています。大根おろし、薬味おろしなどあるとうれしいものばかり。スライサー付きだから苦手な薄切りだってお手の物!
▼スライサー
タマネギ、キュウリ、ニンジン、ネギ、大根などの薄切りができます。シェラカップに水を張っておき、その上でタマネギをスライスすれば薄切りタマネギをその場で水にさらせます。細めのニンジンや大根ならちょっと分厚くなりますがピーラーのようにして皮むきができました。
「シェラカップ調理器」はメイドインジャパン。金物の町、新潟・燕三条生まれですからスライサーの切れ味は抜群。刃は両側に付いているので倍のスピードで仕上がるのもうれしいですね。ただ、刃は鋭利なので食材が小さくなったらあきらめましょう。そして、使い終わったらよく水気を切って、ガードを装着しておきましょう。
▼野菜の水切り
本来はおろし金ですが、シェラカップにピタッと装着できるのでシェラカップをひっくり返して振れば、野菜の水切りができます。先ほどスライスして水にさらしたタマネギだってこれでしっかり水切りできました。
▼おろし金
バーベキューでこってり肉、脂ののった魚を食べているときにほしくなる大根おろし! シェラカップに装着して、丸く円を描くように大根を滑らせると細かな大根おろしができます。パルメザンチーズもおろせるので、チーズ好きにもうれしいですね。
フォークでひっかいても大根おろしを作れますが、ここまで細かなおろしは作れません。大根から出た水分は、おろし金をしたまま水気を切れます。ちなみに切った汁は肉をやわらかくしてくれるし、少し時間がたつと大根おろしが甘くなります。バーベキューでは最初に大根おろしを作っておくといいですね。
シェラカップに載せたときにズレないようガイドが付いているのでストレスがありません。
▼薬味おろし
スライサーを裏返すと、両脇に薬味おろしが装備されています。ショウガ、ニンニク、わさびなどおろし金より細かくすりおろしたいものにぴったり。
▼エッグセパレーター
おろし金をひっくり返せば簡単に黄身と白身を分けられるエッグセパレーターになります。シェラカップに装着し、その上で卵を割るだけ。
白身の濃い部分が載っているので、「シェラカップ調理器」を持ち上げて少し斜めにすれば濃い白身が下に落ちます。新鮮な卵は白身も濃い! 箸などで濃い白身を切るようにすればきれいに黄身と白身が分かれますよ。
■ほとんど「シェラカップ調理器」だけでここまでできる
ショウガの和風ドレッシングであえたスライスタマネギ、大根おろし、切り身を焼いただけの焼き魚、キムチと豆腐のスープ白身入り。包丁の出番は、大根とタマネギを持ちやすいサイズに切って、豆腐をさいの目に切ったときのみ。ほぼ包丁なしでここまでできました。
卵黄はしょうゆに漬けてまったりとしたつまみに。そのままでもおいしいんですが、すりおろしニンニク、しょうゆとともにアボカドにのせました。
■シェラカップに取り付けて持ち運べる
多機能なシェラカップ調理器は、シェラカップに重ねて持ち運べます。まとめて吊しておくことだってできるんです。
320mlシェラカップに載せてスタッキング収納できます。カチッとはまるので、横にしてもシェラカップから外れることはありません。
キャプテンスタッグの「シェラカップスプーン」(750円/税別)といっしょに持ち運べます。キャプテンスタッグのシェラカップには50mlと90mlごとに刻みが入っていて計量カップ代わりになるし、シェラカップスプーンのくぼみは小さじと同容量。アウトドアキッチンにまとめて吊しておくと、何かと重宝するセットになるんです。とくに目分量が苦手な料理初心者は手放せなくなりそう。
ちなみに、「シェラカップ調理器」だけ使いたいときは、「シェラカップスプーン」を取り外すことなく外せるのでご安心を。
「シェラカップ調理器」は2つのパーツに分かれています。2つのパーツは重ねたときにすぐ外れることがないよう溝とポッチが付いています。
溝とポッチの位置を気にする必要はありません。少し押し込むだけでこの通り。片側のパーツだけを持っても落ちなくなりました。
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スライサーやおろし金はなくてもなんとか調理できます。けれど、あると絶対に便利! そんな“ちょっと便利”な調理器たちを、キャンパーのマストアイテムであるシェラカップとともに持ち運べる「シェラカップ調理器」。料理好きには感動のギアです。
>> キャプテンスタッグ
取材・文/大森弘恵
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/303429/
- Source:&GP
- Author:&GP