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厚労省、新型コロナウイルス接触確認アプリを6月中旬リリースと発表

厚生労働省 新型コロナウイルス接触確認アプリ 概要
 
厚生労働省は6月12日、新型コロナウイルス接触確認アプリを6月中旬にリリース予定と発表しました。AppleとGoogleが開発したAPIを使用して開発されています。利用者の同意に基づき、陽性者と接触した可能性について、通知を受けることができます。

6月中旬にリリース予定

厚生労働省は、新型コロナウイルス接触確認アプリの概要、Q&A、アプリの利用規約、仕様書などをまとめたWebページを公開しました。
 
同アプリは、AppleとGoogleが共同開発したAPIを用いて開発され、6月中旬にリリースされる予定です。
 
具体的なリリース日が決定しだい、厚生労働省のホームページで公表されます。
 
アプリのインストールには、iPhoneはiOS13.5以上、AndroidはAndroid6以上のバージョンが必要です。

利用者の同意が前提、プライバシーを重視した設計

接触確認アプリは、ユーザーの同意のもとに運用され、ユーザーの個人情報保護を重視して設計されたAPIを用いて製作されています。
 
AppleがReutersの取材に説明しているように、アプリのインストール時に、氏名、電話番号、メールアドレスなどの個人情報は不要で、GPSなどの位置情報を利用することもありません。
 
アプリは、iPhoneやAndroidスマートフォンのBluetooth通信機能を利用し、半径1メートル以内・15分以上の接触があった可能性を、端末情報を暗号化したうえで記録します。記録された情報は、14日後に自動で削除されます。
 

 
海外の一部の国では、すでにAppleとGoogleの共同開発したAPIを用いて開発されたアプリの運用が開始されています

陽性者との接触可能性情報、1日1回更新

利用者がPCR検査の結果、陽性と判定された場合は、本人が同意すれば厚生労働省に登録することができます。
 

 
陽性者と過去14日以内に接触した可能性については、「陽性者との接触を確認する」メニューから確認することができます。接触の可能性の情報は、1日1回更新されます。
 
接触が確認された場合、症状などに応じて、帰国者・接触者外来などへの受診の案内を受けることもできます。
 

 

人口の6割が利用で効果発揮

接触確認アプリは、多くの人が利用することで、感染拡大防止の効果が高まることが期待されています。
 
安倍晋三内閣総理大臣は5月26日の記者会見で「人口の6割弱に普及すれば、ロックダウン(都市封鎖)を防ぐことができる」「多くの皆さんに活用いただきたい」と呼びかけています。
 
厚生労働省は、「特に利用が想定される方々」として、近接するリスクの高い職業(販売・接客業、バスやタクシーの運転手、配送・物流業、医療関係者、介護・保育・福祉施設関係者)や基礎疾患がある方、スマホネイティブの若い世代などを挙げています。
 
 
Source:厚生労働省 報道発表, アプリ概要
(hato)

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