Apple Watch Series 7の5G対応は中止となったと、Apple RUMORs(LEAKS)氏が伝えています。また、同氏はApple Watch Series 7のディスプレイは、OLEDではなく、ミニLEDバックライト搭載ディスプレイになると伝えていることから、ディスプレイ部が厚くなる可能性がありそうです。
Apple RUMORS(LEAKS)氏の情報
Apple RUMORs(LEAKS)氏が、Apple Watch Series 7での5G対応は中止になったことを、5月1日のツイートを引用して伝えています。
Plans for the Apple Watch Series 7 with 5G may have been cancelled… Too bad!!!
https://t.co/vjuvxb15MY — Apple RUMORs (LEAKS) (@a_rumors0000) June 14, 2020
同氏は、5月1日の投稿で、Apple Watch Series 7は5Gと互換性があると伝えていました。
ミニLEDバックライト搭載ディスプレイへの移行は継続
Apple RUMORs(LEAKS)氏は同じツイートの中で、Apple Watch Series 7のミニLEDバックライト搭載ディスプレイの採用、デジタルクラウンへのTouch ID搭載を予想していましたが、こちらへの言及はないことから、これらはApple Watch Series 7に搭載されると予想しているようです。
同氏は、iPhone13(2021年モデル)も、ミニLEDバックライト搭載ディスプレイを採用すると投稿していましたが、その後、マイクロLEDディスプレイの間違いだったと訂正していました。
同氏の情報が正しければ、薄型化に有利とされるマイクロLEDディスプレイはiPhone13(2021年モデル)に搭載されるが、Apple Watch Series 7はミニLEDバックライト搭載ディスプレイとなることから、同製品は厚くなるか、ディスプレイパネルが厚くなる分、バッテリーが縮小されることも考えられます。
薄型化で不利なミニLEDに挑戦か!?
LED関連の専門メディアである台湾LEDinsideは、「Apple Watch Series 7はAppleデバイスとして初めて、マイクロLEDディスプレイを搭載する可能性が高い」と予想しています。
ミニLEDバックライト搭載ディスプレイは、既存の液晶ディスプレイの改良版として、表示品質を向上させるものだと、LEDinsideや、What’s IF?は解説しています。
対して、マイクロLEDディスプレイは、バックライトの改良であるミニLEDバックライト技術とは異なり、OLEDの次世代技術の1つとして、先行研究開発が行われているものです。Appleも、2014年にマイクロLED技術を持つLuxVue Technologyを買収するなど、この技術に強い関心を示しています。
マイクロLEDディスプレイは、ミニLEDバックライト搭載ディスプレイと比較した場合、カラーフィルターや液晶シャッターが不要で薄型化が容易です。OLEDも同様に、液晶シャッターが不要な分、ディスプレイパネルを薄型化出来ます。
マイクロLED量産化と、OLEDパネル調達コスト削減に難渋か
Apple Watch Series 7がOLEDから、薄型化に不利なミニLEDバックライト搭載ディスプレイに移行するとすれば、OLEDパネルの高い調達コスト削減が目的か、マイクロLEDディスプレイの量産化に難渋していることによる採用断念の可能性があるのかもしれません。
Apple RUMORs(LEAKS)氏からの続報が待たれます。
マイクロLEDディスプレイは現在、SONYの「Crystal LEDディスプレイシステム」や、Samsungの「The Wall」がありますが、どちらも100インチ以上の巨大なサイズでの提供となっており、各社が小型化に向けた研究開発を進めています。
Source:Apple RUMORs(LEAKS)/Twitter, LEDinside, What Hi-Fi?, SONY, Samsung
Photo:EverythingApplePro/YouTube
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-295592/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania