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ビデオゲームの習慣は食生活にも影響? 米大学が研究発表

アメリカのニューハンプシャー大学の研究チームは、ビデオゲームで日常的に遊ぶ男性の大学生は、ゲームをしない人に比べて運動量が少なく、食生活が健康的ではない傾向にあるとの研究結果を発表した。

ビデオゲームは生活習慣にもたらす影響

ビデオゲームで遊ぶ習慣のある子どもたちが肥満傾向にあることはすでに過去の研究でも指摘されているが、同研究では対象を「大学生」とし、大学生とビデオゲームの関連性について研究を深めている。研究チームは、大学生らがビデオゲームで遊んだ時間と食事についてオンライン調査を用いて把握。運動量に関しては万歩計によって得た1日の平均歩数に基づいて分析を行った。

この結果、ビデオゲームで遊ぶ頻度が多い大学生は、塩分の多いスナック菓子を摂取し果物や野菜の消費量が少なく、運動量も少ないことが明らかになった。

生活習慣の改善に活用

同研究の結果は、ビデオゲームで遊ぶ習慣のある大学生に対し、食事や運動について正しい教育を促す点で効果を発揮する可能性があるという。研究チームは、「ビデオゲームは、健康状態を悪化させる可能性のある生活習慣の危険因子であることを理解することが重要です」とコメント。さらに、「思春期や成人期の初期に身につけた習慣は、一生付きまとう可能性があることがわかっています。ビデオゲームユーザーに、より健康的な食事や運動をするように促すことができれば、ビデオゲームで遊ぶ習慣をやめることなく、より健康的な生活を送ることができるかもしれません」と生活習慣とビデオゲームの関連性を強調している。

また、同時にビデオゲームの広告や使用されているゲームメディアなどのさまざまな要因の影響についても研究を深める必要性があり、今回の研究への参加者の今後の生活習慣を引き続き調査していくことで、習慣や体重が年齢をかさねるにつれどのように変化していくかにも明らかにできる可能性についても指摘している。

University of New Hampshire

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