GE製冷蔵庫のハッキングに成功したことで、水濾過フィルター料金が4分の1になった事例が報告されています。このハッキングを行ってもiOSデバイスの脱獄(Jailbreak)とは異なり、冷蔵庫がセキュリティ上のリスクに晒される危険性は無さそうです。
RFIDタグ内蔵水濾過用フィルター
このニュースを報じたMotherboardによれば、問題のGE製冷蔵庫は、純正フィルターを使用していない場合、水の濾過を行えないようにするデジタル著作権管理(Digital Rights Management:DRM)を導入しており、消費者に高額なフィルターを買わせる狙いがあると年初から話題になっていたとのことです。
今回、DRMの突破に成功したハッカーは、「gefiltergate.com」というWebサイトを開設し、DRM用RFIDタグを純正フィルターからノコギリで切り取り、それを認証用の回路基板に貼り付けることで、GE製冷蔵庫を騙せることをサイトにて証明しています。
フィルター料金が4分の1に
認証用RFID加工で冷蔵庫を騙すことによって、水濾過フィルターはAmazonで購入したサードパーティのフィルターを使えるようになり、結果的にフィルター交換料金を純正フィルターの55ドル(約5,940円)から13ドル(約1,400円)に低減出来たそうです。
半年に1回と推奨されているGE製冷蔵庫での水濾過フィルター代金、約5,940円のためにRFIDまで装着するGEの執念と、4,540円の差額のために手間を惜しまないユーザーの意地を、本ニュースは感じさせます。
Source:Motherboard (1), (2), GroovyPost
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-295845/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania