長時間使うテレワークPCのディスプレイに
求められるのは目が疲れないこと
モバイルノートPCでは本体サイズ・重量とのトレードオフから11.6型〜13.3型のコンパクトなディスプレイが主流だが、自宅で使うテレワークPCなら、サイズにこだわる必要はない。大きく見やすい15.6型オーバーの大画面モデルがおすすめだ。商談の合間など、ピンポイントでPC作業をおこなうモバイルワークと異なり、テレワークでは長時間連続して画面を見続けることになるので、少しでも目に負担の少ないディスプレイ環境を構築してほしい。
特に10万円前後の格安ノートPCではスペックで分かりにくい映りの良さなどがなおざりにされがちなので、できれば店頭などでしっかりチェックするようにしよう。
サイズ
画面サイズは15.6型がおすすめ。選択肢としてはそれ以上のものも存在するが底面積が大きくなるため、今度は置き場所に困ってしまうことに。15.6型ならA4用紙サイズのスペースがあれば置ける。
一般的なディスプレイサイズを並べて比較。やはり15.6型は一回り以上大きく見やすい。目が疲れやすい40代以上のユーザーならなおのことだ。
解像度
画面のきめ細かさを示す解像度はフルHD(1920×1080ドット)が狙い目。Windows 10は画面のスケールを自由に調整できるので文字やアイコンが小さくなりすぎることもない。
画質
スペックシートからは分かりにくい画質も長時間、快適に作業するには重要な要素。輝度(明るさ)や色域(発色の良さ)、視野角なども購入前にしっかり確認しておくようにしたい。
視野角の狭いディスプレイは斜め方向から見たときに色味や明るさが変わってしまう。低品質なものだと正面から見ても画面の隅が暗く見えることもあるので要確認だ。
もう1台のディスプレイを追加することで
作業効率がグーンとアップ!
外付けディスプレイを接続すれば、表示領域が一気に2倍に。サブ画面にメールやスケジュール、メッセンジャーなどの常駐アプリを集めれば、メイン画面を広く使って作業ができる。大画面ディスプレイをつないでそちらをメインにすれば見やすさも大幅改善。スペースに余裕があるならぜひ試してほしい。
iiyama
ProLite
XU2292HS
価格:オープン
2万円強で購入できる格安ディスプレイだが、視野角は広く、発色も良好。フレームレスフラットデザインを採用したことで、同クラスの製品と比べて置き場も小さく済む。
ASUS
ZenScreen
MB16ACE
直販価格:2万9520円
厚さ8mm、重量710gのポータブルディスプレイ(15.6型フルHD)。スタンドにもなる折りたたみカバーが付属するので、使わない時は引き出しなどにしまっておける。
——次回更新へ続く——
text : デジタルグッズライター 山下達也
- Original:https://www.digimonostation.jp/0000125790/
- Source:デジモノステーション
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