IoTを活用した次世代型施設野菜栽培などを手掛ける株式会社八幡平スマートファームは、持続かつ発展的なIoT農業として再生した熱水ハウスで栽培された「温泉バジル」の初出荷式を実施した。
次世代の施設園芸
IoTを活用することで、遠隔操作や監視、生育データの分析、農薬使用履歴の管理、設備故障時の自動連絡といったことを容易に行うことが可能になるが、今後は、ハウス内の環境制御を行う栽培管理システムを導入し、農業ノウハウ共有・蓄積で新規就農者の支援を目指していくという。
スマホやタブレットで管理
2週間で出荷できる独自の栽培技術を活用して毎日収穫し、初年度は50トンを生産。3年後をめどにハウスを50棟規模に増やすとともに生産も200トン台まで拡大し、約3億円の売り上げを目指す計画が発表されている。
現在はバジル栽培が中心だというが、将来的には、イチゴやレタスの実証栽培も実施していく予定とのこと。農業従事者の不足や食糧難の危機が将来の課題として指摘される中、IoTを取り入れるた次世代施設園芸は今後も広まりを見せていくことが予想される。
- Original:https://techable.jp/archives/128287
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:kawaguchiasuka