テレワークの大流行をによって重要スペックになったカメラ画質
これまでさほど重視されていなかった内蔵フロントカメラの品質が、テレワークの大流行に伴い注目を集めるようになった。逆に言えば、軽視されていたがゆえに、特に10万円クラスの製品では製品ごとのクオリティの差がかなり大きい(単純な画素数比較では同価格帯の製品で7倍近い差が開いていることも)。少しでも美しい画質でビデオ会議をしたいという人はしっかり確認しておくようにしよう。
……とは言え、残念ながらノートPCの内蔵カメラ画質は本体薄型化の影響なども大きく、全体的に低め。どうしても画質にこだわりたいのなら外付けカメラを増設することをおすすめしたい。
画質
フロントカメラの画質は、センサー画素数やレンズ品質に影響される。画素数は30万画素(VGA画質)、100万画素(HD画質)、200万画素(フルHD画質)が主流だが、それなりに画質にこだわるのであれば100万画素以上のものを選ぶようにしたい。
位置
PCでビデオ会議をする際に、もう1つ確認しておきたいのがカメラの位置だ。これまではディスプレイ上端が定位置とされてきたが、近年流行りのスリムフレームモデルは、ここにカメラを置けず、別の位置(ディスプレイ下端など)に移動するものも増えてきている。
多くのノートPCはディスプレイ上端にフロントカメラを配置。ディスプレイの角度を変えることで、ある程度映る範囲をコントロールできる。
写真はスリムフレームな『HUAWEI MateBook D 15』のポップアップカメラ。ユニークな発想だが、下からあおる配置になるため、鼻の穴が映り込んでしまうことも。
本気で美画質を目指すなら
外付けカメラ&照明を導入せよ!!
それでもビデオ会議の画質を良くしたいのなら、外付けカメラを使うのが最も確実な対応策。ノートPC内蔵カメラと比べてサイズや配置の制約が小さいため、明確にワンランク上の画質でビデオ会議ができる。また、さらに上を目指すならならば撮影用の照明にもこだわりたい。
ASUS
ROG Eye
実勢価格:8760円
フルHD画質の高画質に加え、適切なオートフォーカス、露出によってシャープな映像な送出可能な外付けWebカメラ。ビームフォーミング対応マイクの音質も良好だ。
フリーダム
FPUL392
実勢価格:2980円
ビデオ会議時にユーザーの顔を明るく照らしてくれる、スタンド付きLEDリングライト。手元のスイッチで色温度を3段階、明るさを10段階にコントロールできる。
——次回更新へ続く——
text : デジタルグッズライター 山下達也
- Original:https://www.digimonostation.jp/0000125820/
- Source:デジモノステーション
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