中国から米国へ「リチウムイオン電池」として送られてきた荷物の中身が、ニセのAirPodsだったことが判明、税関で押収されました。
内容説明はリチウムイオン電池。実際の中身は…
米税関・国境警備局(CBP)は現地時間6月1日、米シカゴの配送サービスDHL事務所において、いつものように海外からの輸送品のチェックを行っていました。
その時税関職員の目を引いたのが、中国から「リチウムイオン電池」として送られてきた荷物でした。電池を入れた荷物にしては梱包が適当なのが気になったそうです。
そこで荷物検査を行ったところ、中から出てきたのは電池ではなく、AppleのAirPodsでした。内容説明と中身が違う時点ですでに怪しさ満載ですが、調べたところやはり本物ではなく、ニセのAirPodsであることがわかりました。ニセAirPodsは全部で25個入っており、これが本物の場合、45万円相当となります。
年間1,600億円相当の偽物が押収
米税関・国境警備局は、1日平均430万ドル(約4億6,000万円)相当のニセ商品を押収しています(2019年時点)。米税関・国境警備局と国土安全保障省が2019年度に押収したニセ商品を含む貨物の件数は27,599件で、2018年度の33,810件よりも減少したものの、合計金額(これらが本物として売られた場合の金額)は、2018年の約14億ドル(約1,500億円)から2019年は15億ドル(約1,600億円)超と増えています。
大量のニセApple製品が出回っている
ここ最近、Apple関連のリーク情報を立て続けにツイートしているFudge氏(@choco_bit)はAppleのニセ商品について次のように投稿しています。
「Appleサポートアドバイザーが集めたシリアル番号をニセものにつけ、あたかも本物のように偽るケースも頻繁に起きている。外部で作られたクローン商品に始まって、品質管理に不合格だった製品、壊れた本物の外側だけをそっくり入れ替えたものなど、大量の偽物が出回っている」
There is also a bunch of serial numbers gathered by Apple Support Advisors that are commonly used on fakepods to make them look like a real product. Tons of fakepods range from outright clones to QC fail being resold to actual real broken ones frankensteined into new housing, etc https://t.co/iD83j51pCD
— Fudge (@choco_bit) June 19, 2020
Source:U.S. Customs and Border Protection via 9to5Mac
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-296729/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania