ただ、二輪車の弱点は雨風をしのぐことができないこと。そこでオスロ拠点のスタートアップが開発したのが電動自転車という位置付けながら四輪で屋根もドアある「CityQ Car-eBike」だ。
大人2人乗り
Car-eBikeの最大のポイントの1つが、屋根やドアが付いていること。開発元によると、車体側面のドアや窓は完全に覆うタイプ、あるいは半分だけ覆うタイプどちらにも設定可能。ピザ宅配バイクなどで屋根付きのものをよく見かけるが、そうしたタイプよりも車に近いデザインとなる。
最大積載量300キロ
Car-eBikeのサイズは正確には幅87センチ、長さ222センチ、高さ155センチ。かなりコンパクトなので、駐車スペースをとらないのもメリットだ。躯体は小さいものの、ちょっとした荷物置きスペースもあり、最大積載量は計300キロとなっている。
そして走行性能はというと、Car-eBikeには250Wのモーターが搭載され、トップスピードは時速25キロ。2つのバッテリーで航続距離は70〜100キロと、通勤・通学に十分なのはもちろん、週末のちょっとした遠出にも使えそうだ。
開発元はこのほどCar-eBikeのプレオーダーの受付を開始。デポジットは99ユーロ(約1万2000円)、最終価格は6000ユーロ(約72万円)ほどになる見込み。2021年の納車を予定している。
Car-eBikeが日本の道路交通法でどういう乗り物に区分されるのかは定かではないが、自転車の小回りの良さと車の快適さを兼ね備えた乗り物の需要は日本でもありそうだ。
- Original:https://techable.jp/archives/128876
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi