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四輪と二輪のいいとこ取り! オスロ発の電動自転車「CityQ Car-eBike」は屋根・ドア付き

新型コロナウイルスの影響で公共交通機関を避けようと、バイクや自転車の需要が世界的に高まっている。中でも人気なのがガスを排出せず、また汗をかかなくても移動できる電動のスクーターや自転車だ。

ただ、二輪車の弱点は雨風をしのぐことができないこと。そこでオスロ拠点のスタートアップが開発したのが電動自転車という位置付けながら四輪で屋根もドアある「CityQ Car-eBike」だ。

大人2人乗り

Car-eBikeという名称から察せられるように、車と自転車を合体させたような乗り物となっている。通常の乗用車より車幅は狭く、かなりスリム。それでも大人2人か大人1人に子供2人まで乗れる。

Car-eBikeの最大のポイントの1つが、屋根やドアが付いていること。開発元によると、車体側面のドアや窓は完全に覆うタイプ、あるいは半分だけ覆うタイプどちらにも設定可能。ピザ宅配バイクなどで屋根付きのものをよく見かけるが、そうしたタイプよりも車に近いデザインとなる。

最大積載量300キロ

Car-eBikeのサイズは正確には幅87センチ、長さ222センチ、高さ155センチ。かなりコンパクトなので、駐車スペースをとらないのもメリットだ。躯体は小さいものの、ちょっとした荷物置きスペースもあり、最大積載量は計300キロとなっている。

そして走行性能はというと、Car-eBikeには250Wのモーターが搭載され、トップスピードは時速25キロ。2つのバッテリーで航続距離は70〜100キロと、通勤・通学に十分なのはもちろん、週末のちょっとした遠出にも使えそうだ。

開発元はこのほどCar-eBikeのプレオーダーの受付を開始。デポジットは99ユーロ(約1万2000円)、最終価格は6000ユーロ(約72万円)ほどになる見込み。2021年の納車を予定している。

Car-eBikeが日本の道路交通法でどういう乗り物に区分されるのかは定かではないが、自転車の小回りの良さと車の快適さを兼ね備えた乗り物の需要は日本でもありそうだ。

CityQ Car-eBike

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