次期iPad Pro 12.9インチは、ディスプレイ用バックライトとして1台あたり10,000個ものミニLEDが必要とのことで、その供給に向けて台湾EpistarとLextarが共同で持ち株会社を設立し、投資を加速しているとLED専門メディアLEDinsideが報じています。
Apple製品で大量購入見込み
TrendForceによるレポート、「2020年における次世代ミニLEDディスプレイテクノロジーと、サプライチェーン分析」によれば、12.9インチiPad Proのディスプレイを、ミニLEDバックライト搭載ディスプレイに置き換える場合、パネル1枚あたり最大10,000個ものミニLEDチップが必要とのことです。
Apple製品へのミニLEDバックライト搭載ディスプレイは今後、12.9インチiPad Proだけではなく、14.1インチMacBook Proや、16インチMacBook Proに搭載されるとの噂もあり、その主要サプライヤーはEpistarになるだろうと、LEDinsideは予想しています。
ミニLEDバックライト生産に向け大幅投資
Appleからの大量受注を確実にするため、Epistarは60億台湾ドル(約220億円)の投資を行い、その8割以上をミニLED生産設備の拡張に充てたとのことです。
また、AUOグループ企業であるLextarはEpistarと持ち株会社を設立し、ミニLEDバックライト生産に向けた過当競争を抑えつつ、両社で開発予算を分担する見通しだとLEDinsideは報告しています。
Source:TrendForce via LEDinside (1), (2)
Photo:EverythingApplePro/YouTube
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-297946/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania