Appleが米国サンフランシスコに本拠を置くソフトウェア会社、Fleetsmithを買収したことが判明しました。
Fleetsmithは、企業向けにMac等のApple製品を一括管理するソフトウェアを開発・販売しており、米大手メディアBloombergは、Appleは今回の買収により企業向けの営業活動を強化する狙いがあると報じています。
Fleetsmithについて
Bloombergによると、Fleetsmithは2014年設立のベンチャー企業で、顧客企業が所有するMacやiPhone等のApple製品に対し、一括での自動セットアップや、アプリの自動ダウンロード・更新を可能にするソフトウェアを開発しており、導入企業は従業員個人に端末を操作させる手間を省くことができます。例えば、新入社員にMacを貸与する場合にも、自動でセットアップして貸与することができ、従業員の負担を大きく減らすことが可能です。
また、Fleetsmithのソフトウェアを利用すれば、全ての端末に一括して情報セキュリティ対策を施すことも可能になります。
Fleetsmithは以前からApple製品に特化したソフトウェア開発を行っており、Apple傘下に入ることを歓迎するプレスリリースを現地時間6月24日に発表しています。
Fleetsmithの製品は、1端末あたり1カ月8.25ドルで利用することができ、10端末までの無料トライアルも可能で、今回の買収により、世界中の企業から一挙に注目を集めることが予想されます。
Appleは企業買収を加速中
近年、Appleは企業買収を積極的に行っており、2020年もAI技術企業のXnor.aiやVoysis、天気予報アプリ開発企業、VR関連企業のNextVR、機械学習企業Inductivを買収しており、今回のFleetsmithの買収も、Appleの企業買収戦略の一環と推察されます。
Source:Fleetsmith via Bloomberg
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-298006/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania