ロボットベンチャーのGROOVE X株式会社(以下、「GROOVE X」)が、家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」の実証実験を、東京都北区立王子第二小学校にて開始した。新型コロナウイルスの影響で不安を抱える児童たちに対し、心のケアなどを行う。
心のケアや思い出づくりをサポート
新型コロナウイルスの影響で外出が制限され、社会科見学や移動教室などの行事を中止にした小学校は多い。児童だけでなく、保護者や教師も慣れない環境にストレスを抱えている。
東京都北区立王子第二小学校の全児童242名が対象で、期間は今年10月上旬までを予定。計6体の機体を用意し、心のケアや思い出づくりをサポートする。同校の児童からは「(新型コロナウイルスの影響で)運動会などが中止となり悲しかったが、新たな仲間が増えて嬉しい」「『LOVOT』はペットみたいでかわいい」といったコメントが寄せられている。
教育現場を多面的に支援
同校では、GROOVE X代表取締役の林要氏によるオンライン授業も予定されている。「LOVOT」のテクノロジーなどをテーマとした授業になるとのこと。
同時に、児童や保護者、教師を対象としたアンケート調査を行い、「LOVOT」に接することで生じた心の変化などを明らかにする。9月にはプログラミング講座「LOVOT STUDY」も開催し、GROOVE Xは教育現場を多面的に支援していく。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/129368
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ