ソルトレイクシティのSpiffは、セールスパーソンへのコミッションの支払いを自動化するサービスの販売とマーケティングを拡大するために、1000万ドル(約11億円)の資金調達ラウンドを発表した。
Brex、Workfront、Algoliaそして上場スタートアップのQualysなど、テクノロジー業界のスタートアッ大手がこのサービスを利用し、セールスパーソンにコミッションの支払いを行なっている。
Spiffの狙いは、営業報酬管理を中心とした新しいソフトウェアカテゴリーを作ることにあり、Norwest Venture PartnersやNext World Ventures、Epic Venturesなどの投資家からの賛同を得た。シード投資家の中にはKickstart Album VenturesやPipeline Capital、Peterson Venturesも含まれている。
「コミッションは自分たちのインセンティブプランを理解していない、あるいは信頼していないチームにとって大きな不安の原因であり、多くのチームが毎月のミスの修正や財務との議論に何時間も無駄にしており、それが収益に影響している」と、SpiffのCEOであるJeron Paul(ジェロン・ポール)氏は述べている。「Norwestの投資により、コミッションの計算を自動化するのに役立ち、営業チームの心配が1つ少なくなる」。
ポール氏はシリアルアントレプレナーで、2017年に最新事業であるCapshareをSoliumに売却しており(未訳記事)、キャリアの大半を企業向けサービス事業の開発に費やしてきた。
Norwest Venture PartnersのパートナーであるSean Jacobsohn(ショーン・ジェイコブソン)氏は声明で「販売コミッションソフトウェアの世界では長い間、大幅な改良が待ち望まれていた」と述べた。「85%の企業がいまだにGoogle SheetsやExcelを使い手作業で販売報酬を計算しているため、Spiffと提携することで販売コミッションについて考える方法を変え、より深く販売チームへ可視化できるようになることに興奮している」。
画像クレジット:RapidEye / Getty Images
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)