株式会社pringが運営する「pring(プリン)」は、「チーム」と呼ばれるコミュニティスペースに参加することで1円から応援マネーを送れる送金アプリだ。
そんな「pring」の「チーム」に明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪が参加することが発表された。これによりサポーターは、リモートマッチを観戦しながらリアルタイムにコメントや応援マネーを直接ガンバ大阪へ送ることができる。
実はこの「pring」の導入はJリーグのクラブではガンバ大阪が7チーム目。Jリーグのクラブ以外を含めると2020年6月だけで8ヶ所へ導入されている。
ダイレクトにお金を受け取れる!
続々と導入される「pring」のシステムはシンプルだ。まずは「チーム」を作成し、自分が発信したいことを動画や画像を添えて投稿する。それを見たユーザーが、投稿に対しコメントしたり、気持ちをお金に変えてスワイプ送金したりするという仕組み。
チームオーナーは送られたお金を直接受け取ることができるのがポイントだ。集まったお金を銀行口座に戻したり、「pring」の出入金に対応している全国の金融機関やATMから現金で引き出したりも可能。チームオーナーが負担するプラットフォーム手数料は業界最安値水準の9.5%というのも魅力的だ。ちなみに、集まったお金は翌日受け取れるとのこと。
Jリーグで7チームが参加する「チーム」
「pring」はユーザーにとって使いやすく、運営側にとっては手数料の安さや長期利用しやすいというメリットがあり、リモートマッチ開催が決定したJリーグのクラブチームが続々と導入を決めている。
「pring」導入が最も早かったのは東京ヴェルディで2020年2月、2チーム目以降はすべて6月で、愛媛FC、松本山雅FC、ギラヴァンツ北九州、サンフレッチェ広島、川崎フロンターレそしてガンバ大阪の順だ。
このたび「チーム」に参加したガンバ大阪は『「#ホームで勝とう ~ガンバとともに~」リモート応援企画』と題し、まずはガンバ大阪vsセレッソ大阪の「大阪ダービー」がおこなわれる7月4日の18:00頃~20:15頃まで、試合中の「パナスタライブ! 」を「チーム」にて配信する。メンバー(ユーザー)は試合解説を楽しみながらギフティング(投げ銭)による応援をおこなうという企画内容だ。
ガンバ大阪にとってクラブ初の試みとなる今回、1回500円以上のギフティングをしたメンバー全員に同企画限定のスマホ壁紙をプレゼントするという。また、ギフティングをしたメンバーの中から抽選で10名に選手のサイン入りグッズが当たるようだ。
サッカーに限らず無観客試合がほとんどのスポーツ界において、「pring」のようなシステムがウイズコロナ時代の新たな応援スタイルとなっていくかもしれない。
- Original:https://techable.jp/archives/129822
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口