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大分県が高校生と連携・協働しシビックテックに挑戦する地元企業を募集

大分県は7月7日、オートバックスセブン協力のもと、大分県立情報科学高等学校の高校生の感じる身近な生活課題に対して、高校生と連携・協働しソリューションの開発や展開に挑戦する地元企業を募集する「OITA TECH WAVE~2ndwave~」を発表した。

大分県では、県民・民間事業者が主体となり、テクノロジーを活用し地域の課題解決を図るCivic Tech(シビックテック)を推進するべく、「OITA TECH WAVE」(オオイタ テック ウェーブ)を展開。

今回の募集は、大分県立情報科学高等学校商業科3年生の授業「課題研究授業」において、高校生が提起した身近な課題に対し、提案者(地元企業)がITやIoTなどのテクノロジーを用いたソリューションの開発・展開を行うというもの。提案者(地元企業)は、高校生5チームが提示した課題の中から取り組みたいものひとつを選び、具体的な解決策を提案する。課題としては、「学校に行くとき、荷物が重く疲れる」、「道端のごみを減らしたい」、「電車やバス以外の移動しやすい手段を見つける」などが挙げられている。

大分県立情報科学高等学校では、大分県とオートバックスセブンとが締結した包括連携協定のひとつ「女性活躍推進・青少年の育成」の一環として、2020年4月から日本初の民間企業による公立高校「常駐」という連携体制を実施。校内に最新ICT機器・技術に触れられるラボ「WEAR+i(ウェア アイ)コミュラボ」を開設している。地域の課題を地元高校生ならではの発想を生かしながら解決するプロセスを学び、地域社会との連携・協働により産業で必要とされるスキルを備える人材を育成する授業「課題研究授業」を展開している。

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