NTTドコモの吉沢和弘社長は、5Gに対応した低価格スマホを2020年内に投入する計画だと日本経済新聞に語っています。価格は5万円〜8万円の見込みとのことです。
5G対応の低価格スマホ
NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI(au)の各社は、3月下旬から5Gの商用サービスを開始しています。
しかし、5G対応エリアが限定的なのに加え、5G対応スマホは定価10万円以上の高価格モデルが中心であり、NTTドコモの5G契約者数は17万人と、2021年3月の計画値である250万人に遠く及びません。
NTTドコモの吉沢社長は、5Gの普及に向けた基地局の整備計画について、新型コロナウイルスの影響で一時的に遅れたもの、現在は計画どおりの整備が進んでいると語っています。
そして、2020年後半に5万円〜8万円の普及価格で5Gスマホを投入する計画を明かしています。なお、低価格5Gスマホのメーカー名などは明かされていません。
5G対応「iPhone12」は約8万円から?
2020年秋には、5G対応の「iPhone12」が発売されると予測されています。
「iPhone12」の販売価格についてGF Securitiesのアナリスト、ジェフ・プー氏は、5G対応と有機EL(OLED)ディスプレイ搭載により「iPhone11よりも50ドル(約5,400円)高くなる」と予測しています。
iPhone11(64GB)の国内販売価格である74,800円に当てはめると、「iPhone12」の価格は8万円程度からとなりそうです。
先日は、総務省の有識者会議にApple Japanの担当者が出席し、改正電気通信事業法による端末の値引き販売の制限は、日本における5Gの普及に悪影響を及ぼすと批判しています。
5G対応iPhone、2021年にはシェアトップに
2020年には、世界で本格的に5G対応スマホの普及が始まると予測されています。
調査会社Strategy Analyticsは、2020年の5G対応スマホ販売台数は2億3,400万台で、スマートフォン全体の15%になると推計しています。
同社は、2020年秋に5G対応のiPhoneが発売されると、2020年の5G対応スマホ販売台数シェア21.4%を獲得して2位、2021年にはシェア24.2%で首位に立つと予想しています。
Source:日本経済新聞
Photo:NTTドコモ/YouTube
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-300501/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania