ノースカロライナ州立大学とテンプル大学の研究チームは、クラゲにインスパイアされてソフトロボットを開発した。
ソフトロボットの動きはスローなイメージがある方も多いと思うが、同ロボットはスピードとエネルギーが持ち味だ。
同研究チームは、これまでにもチーターにインスパイアされた速いソフトロボットを開発してきたが、今回のロボットはこれを改良したものとなる。
蓄積した圧力を開放して素早く動く
以前のものがポリマーを2方向へ引っ張ることによって圧力を加えていたのに対し、今回のものはディスク状の層を4方向に引っ張ることで機能する。
圧力が加わってない状態では、ディスク状の層が浅いボールのように曲がり、別の層に空気を送り込むことによって素早い動きを作り出す。これによって水中では、水を押し出して前進する仕組みだ。
モノをつかむロボットにも応用
実験ではクラゲロボットは、平均53.3mm/秒の速度で泳ぐことができたという。
さらに研究チームは、クラゲロボットの原理を応用してモノをつかむロボットを開発。通常、モノをつかんで保持する際にはネルギーが必要なのに対し、同ロボットではエネルギーを使うのはグリッパーを開くときのみだ。
参照元:Jellyfish-Inspired Soft Robots Can Outswim Their Natural Counterparts/ NewsWise
- Original:https://techable.jp/archives/130593
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:YamadaYoji