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iPhone12のOLEDパネルコストは昨年モデルより20%程度安くなる

iPhone11 Pro
 
ディスプレイ情報に詳しい調査会社DSCCは、四半期ごとに発表しているスマートフォン・ディスプレイ・コスト報告書の2020年第2四半期(4月〜6月)版を公開しました。

Phone11 Pro/Pro Max向けOLEDより安くなる

今年秋の発売が見込まれるiPhone12シリーズは、4モデルとも有機EL(OLED)パネルを搭載すると予想されています。
 
DSCCアジア代表の田村喜男氏によれば、iPhone12シリーズ向けの5.42インチ、6.06インチ、6.67インチOLEDパネルのコストは、iPhone11 Pro/Pro Max製品化時の5.85インチ、6.45インチOLEDパネルのコストと比較して、20%程度下落する見通しです。
 
大幅なコスト引き下げの理由としては、iPhone11 Pro/Pro Maxの外付けタッチパネルとCOF(Chip on Film)のドライバーICに代わり、iPhone12シリーズの5.42インチと6.67インチサイズでは、オンセルタッチYOCTAとCOP(Chip on Plastic)のドライバーICが採用されたことが大きいと、田村氏は解説しています。
 

6.06インチOLEDの総コストは65ドル

DSCCによると、iPhone12 MaxおよびiPhone12 Pro向けの6.06インチOLEDの総コストは65ドルで、同サイズの液晶パネル(LCD)プラス20%程度まで下がってきています。
 
そう考えるとiPhone12シリーズの価格はiPhone11シリーズと比べ、「50ドル高くなる」ことはないかも知れません。

 
 
Source:DSCC
(lunatic)

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