でも紹介動画を観れば、このシンプルなロボットがいかに機能的かが理解できるはずだ。Hello Robotの「Stretch」には、スリムなボディに技術が詰め込まれている。
3DカメラとAIを駆使してターゲットを認識
家やオフィスのような雑然とした環境で役割を果たそうとするとき、ロボットには複雑で柔軟な処理が求められる。紹介動画を観る限りStretchは、ソファやテーブルの高さに応じてアームを動かして掃除し、洗濯物やおもちゃなどの形状を認識してピックアップ。さらには犬の動きに合わせたやり取りまでこなしている。
この複雑な認識やアクション計画には、3Dカメラ(Intel RealSense D435i)やレーザーレンジファインダー 、荷重センサーとAIを駆使しているようだ。
オープンソースのソフトウェアで拡張性を追求できる
Hello Robotは、Googleでロボティクス関連プロジェクトを率いた経歴を持つAaron Edsinger氏が設立したスタートアップ。共同設立者のCharlie Kemp氏はジョージア工科大学で教鞭をとっている。2017年に設立された同社だが、3年間のステルスモードを経て、このほどStretchの販売開始に至った。今回の販売は研究者を対象としたもので、購入者はオープンソースのソフトウェアを介してStretchの拡張性を追求できるようだ。
Stretchの販売価格は17950ドル(約190万円)となっている。興味のある方は掃除や洗濯、配膳などの自動化にチャレンジしていただきたい。
- Original:https://techable.jp/archives/131532
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:YamadaYoji