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NearMeが羽田空港と那覇空港で特定少数向けオンデマンド型シャトルを運行

タクシー相乗り時の最適ルートをAIで算出する技術を擁するNearMeは7月16日、同社の主力事業になりつつある空港シャトルサービス「nearMe.Airport」の拡充を発表した。本日より、羽田空港と都内15区、那覇空港と那覇市内の指定エリアを結ぶシャトルの運行を開始する。同社はすでに、成田空港と都内15区結ぶシャトルを運行しており、今回の拡充で3空港を拠点としたサービスに進化する。

同社のシャトルの特徴は、複数の乗り場から同じ目的地に向かう際の最適ルートを算出して利用者を効率的にピックアップできる点。事前予約制で、クレジットカードなどで自動決済可能なほか、誰がいつ乗車したかなどもチェックできる。

新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向にある中、万が一に備えて利用者を特定できるシステムは重要だ。もちろん、シャトル側でもドライバーにマスクを着用させるほか、車内換気やアルコール消毒、人数制限など感染症に対する対策も実施する。

発着点と料金は以下のとおり。車両にはハイエースをはじめとする最大9人乗りのバンなどが使用される。

NearMe代表取締役社長の高原幸一郎氏はプレスリリースで「7月22日からのGo To事業トラベルキャンペーンを受け、WITHコロナ時代のニューノーマルを考えて旅行をなさるお客様が増えると思います。ニアミーはみなさまに寄り添い、特定少数で追跡ができるような状態で、安心安全に楽しい旅行体験を行えるように2エリアの正式拡大を行うことにいたしました。独自のAIによるルーティングの最適化、コロナ対策を行うことで、私たちのサービスを皆様にさらにご活用いただけるよう努力してまいります。皆様の旅行が安心・安全でよりスムーズになるよう、旅行業においても貢献していければと思っておりますので、ぜひこの機会にご利用ください」とコメントしている。

新型コロナウイルスが再び感染拡大する中で、政府が敢行するGo Toキャンペーンについては批判的な意見もある一方、壊滅的な打撃を受けている観光業界にとっては業績回復の呼び水になる可能性もある。感染対策を施したうえでの都道府県をまたいだ移動を支援するドアツードアのシャトルサービスは、いままさに必要とされているかもしれない。

なお同社は、空港シャトルほか、都内とゴルフ場を結ぶnearMw. Golf(ゴルフシャトル)、都内の自宅と都内の勤務先を結ぶnearMe. Commute(通勤シャトル)のサービスも展開中だ。

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