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Twitterハッキング問題、FBIが捜査に乗り出す

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オバマ元大統領やバイデン大統領候補、ビル・ゲイツ氏など、多くの著名人や企業のTwitterアカウントがハッキングされ、仮想通貨詐欺に悪用された問題について、米連邦捜査局(FBI)やニューヨーク州政府が捜査に乗り出した模様です。

FBI、ニューヨーク州政府が捜査を開始

Reutersが入手した情報によるとFBIは、Twitterにおける史上最悪のハッキング事件の捜査に着手したとのことです。またニューヨーク州のアンドリュー・クオモ州知事は現地時間7月16日に声明を発表、ニューヨーク州金融監督局および関連局の指揮を取り、今回の問題の捜査にあたると宣言しました。

多くの著名人や企業のアカウントがハッキングの被害に

ハッキング問題が明らかになったのは、現地時間7月15日の午後のことです。Twitter上にはハッキングされた著名人や企業のアカウントからの仮想通貨送金を呼びかける怪しげなツイートと、そのツイートを報告するツイートが溢れかえりました。
 
ハッキングされたアカウントからの投稿内容はほぼ同じで、指定のビットコインウォレットに送金すると、2倍にして返金するというものでした。CNN Businessの調べによると、現地時間7月16日の朝までに、116,000ドル(約1,245万円)が送金された模様です。
 
ただしこれらウォレットは警察の監視下にあるため、送金や引き出しなどの動きがあれば、攻撃者逮捕につながる可能性があると、専門家は説明しています。
 
それよりも一部のセキュリティ専門家は、ハッカーがハッキングと同時に個人情報を盗み出し(個人的なメッセージ、写真、電話番号やメールアドレスなど)、後にその情報を悪用することを懸念しています。

Twitterも独自に調査中

この問題についてTwitterは公式アカウントにおいて、次のように報告しています。
 
「今回の問題は複数の人々が連携したソーシャル・エンジニアリング攻撃であり、当社の従業員を狙い、内部システムとツールへのアクセスに成功したものだ」

「問題を認識してからは即座に影響を受けたアカウントを閉鎖、攻撃者による投稿を削除した」

「また調査を進めるために、本人認証されたアカウントすべて(ハッキングされた証拠がないアカウントについても)を含む、より多くのアカウントの機能も制限した」とし、本人認証されている相当数のアカウントからも投稿ができないようにしたと説明しています。


 
Twitterは公式アカウントにおいて随時調査の進行度合いについて報告していますが、攻撃者がユーザーのパスワードにアクセスした形跡はないとのことです。

 
 
Source:Fox Business,CNN Business,New York State
(lunatic)

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