2020年7月3日以降、九州を中心に広島県や愛媛県など全国各地を襲った「令和2年7月豪雨」は、7月16日12時時点で死者76名、行方不明者8名もの犠牲を出している。また、人的被害に加え、床上・床下浸水や線路への土砂流入、がけ崩れなどその被害は甚大だ。
このような状況を受け、株式会社RevCommは豪雨の被害を受けた事業者を対象に、音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」を期間限定で無償提供すると発表した。
「MiiTel」の特徴
「MiiTel」は音声解析可能なIP電話で、パソコンとインターネット環境のみで電話環境を整えられるという特徴をもつ。断線や電話機器の水没などで電話環境がなくなってしまった事業者がすみやかに電話環境を復旧させるには有効なツールといえるだろう。
また、通常の電話機能のほか、録音や解析、文字起こしができることも「MiiTel」の特徴。さらに、電話営業やコールセンター業務において、AIが会話のラリー回数や話す量・聞く量、会話のジャンル、声の高低・遅速などを検出し、高精度のフィードバックをもって商談獲得率・成約率向上も可能とのこと。
現在、顧客と担当者の会話におけるブラックボックス問題解消や担当者のセルフコーチングを実現するツールとして、またリモートワーク環境の早期構築ツールとして、株式会社スマートドライブや株式会社ネオキャリアなど幅広い企業300社以上が導入している。
約2ヶ月間の無償提供
「MiiTel」の無償提供期間は2020年7月17日~2020年9月30日(期間の延長変更あり)で、申込み終了日は2020年9月18日。対象となるのは、該当地域にオフィスを構える事業者もしくは担当者(オペレーター)が該当地域に10名以上いる事業者だ。
期間中、1ユーザーあたり基本使用料5,980円/月、050電話番号使用料1,500円/月、モバイルアプリ使用料500円/月を無償で提供するとのこと。ただし、内線通話、050番号宛の通話以外の電話利用料金は請求対応。
このたびの豪雨被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、1日でも早い復興を願っている。
- Original:https://techable.jp/archives/131878
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口