また今回のプロジェクトには、上新電機や兵庫県eスポーツ連合、ISRパーソネルが協賛企業として参画。上新電機は2020年2月にジョーシン三宮1ばん館9階に「eSportsアリーナ三宮」を開設。同アリーナは、プロeスポーツチーム「SIRIUS GAMING」がホームとして使っている場所だ。
兵庫県eスポーツ連合は、日本eスポーツ連合兵庫県支部で、県下のeスポーツ振興・促進をサポート。これまでに、国体兵庫県代表戦やプレ大会などを開催してきた実績を持つ。ISRパーソネルは、2020年7月に高齢者向けeスポーツ施設「ISR e-Sports」をオープン。会員資格を60歳以上に設定し、ゲームの始め方やプレイ補助を通して安心してeスポーツを体験でき、健康的なゲームライフを送ることができる環境づくりを進めている。
eスポーツと聞くと、FortniteやLeague of Legends、Overwatch、ストリートファイターVなど激しいコンテンツを思い浮かべてしまうが、今回神戸市がやろうとしているのはプロゲーマーの育成ではなく、シニアのITリテラシーの強化、PCを利用したQOLの向上などの課題を解決するのが主な目的。将来的には、eスポーツの振興による競技人口の増加やゲームクリエイターなどの関連事業への人材輩出、スタートアップ支援などにつなげたい考えだ。
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/07/17/kobe-e-sports/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Hiro Yoshida