MMD研究所が「2020年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表しました。QRコード決済の利用率は約34.3%、利用率が最も高いサービスは「PayPay」、未利用者が利用を検討しているサービスも「PayPay」がトップでした。
「スマホ決済」を普段利用する割合は37.8%
MMD研究所の「2020年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」は、18歳~69歳の男女45,000人を対象として、2020年6月26日~29日の期間にインターネットで実施し、回収サンプル数を人口構成比に合わせるためにウエイトバック集計をしています。
普段の支払いで利用している支払い方法(複数回答可)は、「現金」が90.2%でトップ、「クレジットカード」73.4%、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」(以下スマホ決済)が37.8%などと続いています。
QRコード決済、現在利用しているのは34.3%
QRコード決済の認知・利用状況は、「現在利用している」が34.3%でトップ、「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」20.4%、「QRコード決済という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」16.6%の並びでした。
認知・利用状況の段階をファネル分析という手法でまとめると、「認知」は93.3%、「内容理解」は68.6%、「利用経験」は43.3%となりました。
利用率トップはPayPayの48.7%、利用開始は1年以内が過半数
QRコード決済を現在利用している人が最も利用しているQRコード決済は、「PayPay」が48.7%と半数弱で、2位以下を大きく引き離してトップでした。
2位以下は「楽天ペイ」15.7%、「d払い」13.4%、「au PAY」10.3%、「LINE Pay」6.2%などと続いています。
最も利用しているQRコード決済サービスの利用を開始した時期は、「2019年7月~2019年12月」が31.6%で最多でした。
「2020年1月〜6月」の19.7%と合わせると、51.3%が最近1年以内に利用を開始しています。
利用したいQR決済サービスもトップはPayPay
QRコード決済の利用を検討している回答者が、最も利用を検討しているQRコード決済は、「PayPay」が26.5%でトップ、以下「楽天ペイ」17.3%、「d払い」12.5%、「au PAY」11.2%、「LINE Pay」9.7%と続いています。
「最も利用しているサービス」と「最も利用を検討しているサービス」のトップ5は、同じ並びとなっています。
7月からは「マイナポイント」の予約受付が開始
スマートフォンで使えるQRコード決済の利用率は34.3%と、全体の約3分の1という結果でした。
最も利用しているQRコード決済サービスの利用開始時期が多い2019年7月〜12月は、消費税増税に合わせて実施された「キャッシュレス・消費者還元事業」の期間に含まれることから、この時期に利用を開始した方も多かったようです。
また、2020年春には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、現金の使用を避けるようになった方が増えたことも影響していると思われます。
7月からは、マイナンバーカード普及とキャッシュレス決済の促進を目的とした、25%相当の還元が受けられる「マイナポイント」の予約受付が開始されており、PayPayなど各社が特典を用意してうユーザーの獲得競争が展開されています。
iPhone Maniaでは、iPhoneでマイナポイントを予約する方法を詳しく解説していますので、これから設定する方は参考になさってください。
Source:MMD研究所
Photo:PayPay
(hato)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania