米Qualcommは、新たな急速充電規格「Quick Charge 5」を発表しました。わずか5分間でスマホバッテリーを0%から50%充電でき、15分間でフル充電が完了するとのことです。
前規格よりも効率性が最大70%アップ
Qualcommによれば、「Quick Charge 5」は、現在市場に出ている中で最も速い充電ソリューションであるとのことです。スマホの充電は100W以上で行われます。
Quick Charge 5は、Quick Charge 4、4+と比べて最大70%効率性がアップしており、温度も最大10度低く抑えられています。Qualcommいわく、12の電圧、電流、温度保護装置が含まれるとのことです。
Android端末に2020年第3四半期に採用開始
QualcommのQuick Chargeは、多くのAndroidデバイスに採用されていますが、iPhoneは非対応となっています。
iPhoneにも急速充電機能はあり、バッテリーの50%を30分間で充電可能となっていますが、今後急速充電が改善されるかどうかは定かでありません。現在のところ、2020年のiPhoneモデルで新たな充電規格が採用されるとの情報は入ってきていません。
米メディアMacRumorsは、Appleが将来的に改善された急速充電をiPhoneに導入する可能性はあるが、温度やバッテリー寿命の問題などを憂慮し、急速充電について保守的になりがちとコメントしています。
Qualcommによると、Quick Charge 5を採用したスマホは2020年第3四半期(7月〜9月)に登場するとのことです。Quick Charge 5は、Snapdragon 865、865 Plusでサポートされており、今後発表されるハイエンドチップセットにも採用される見通しです。
Source:Qualcomm via MacRumors
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-303632/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania