新型コロナウイルスの影響で行動が制限されるいま、遠くに住んでいる人はもちろん、普段から顔を合わせる機会が多い人にも最近は簡単に会えない。家族や友人との絆を保つのにビデオ電話をフル活用している人も多いだろう。
しかしもっとカジュアルに時間を共有できる方法が登場した。音楽ストリーミングサービスSpotifyの「Group Session」機能だ。最大5人が、居場所に関係なく音楽を同時シェアできる。
国境をまたいでの参加も
Group Sessionでは、ホストがリンクをつくり、音楽を一緒に楽しみたい人とそのリンクをシェアする。参加する側はどこにいようとも、他のメンバーと異なる街や国に住んでいても、受け取ったリンクからセッションに参加できる。参加者数はホストを入れて最大5人だ。
最近はグループチャットにビデオ会議と、大人数でリアルタイムにやり取りできるサービスは増えている。しかし高品質の音楽を同時シェアできるサービスは珍しく、音楽好きの人同士が深くにつながれる手段となりそうだ。
チャット機能はなし
Group Sessionは純粋に音楽を一緒に聴くためだけのツールで、チャット機能などはない。つまり、ユーザー同士が連絡をとるにはサードパーティのメッセージアプリなどを活用しなければならない。リンクの共有も同様だ。
Group Sessionの中では、メンバーなら誰でも音楽の一時停止や曲送り、曲のセレクトができ、そうした操作はすぐに各メンバーの端末に反映される。メンバーが次々に自分のお気に入り曲を選んで音楽パーティーすることも可能だ。
音楽共有と案内したが、実際にはポッドキャストも利用でき、リスニングサークルを催すのもありだろう。
Group Sessionはまだベータ版で、利用できる人はプレミアムユーザーに限定されているが、コロナ時代には特に有用な機能といえそうだ。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/132932
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi