重力を管理できるリクライニングシート、フライト段階に応じた自動調整ムードライト、そして宇宙から外の様子を眺められるたくさんの窓など、最大限快適な宇宙旅行になるよう作られている。
客の体型に応じた座席
公開された写真でまず目につくのが、宇宙旅行客が座る座席。6席が通路をはさんで2列に設置されている。通常の旅客飛行機と似ているが、座席はそれぞれ客の体型に合わせて作られるとのこと。
また、打ち上げ時や大気圏再突入時などの重力や衝撃を緩和しようと、座席にはUnder Armourと共同開発した特殊素材を活用している。ちなみにUnder Armourは宇宙服の開発も行っている。
計17の窓
もちろん、宇宙旅行の最大の目的の1つが、地球を見ることになる。そのため、キャビンには合計17の窓が設置された。うち12の窓が旅行客用だ。座席の横だけでなく、真上にもある。
カメラ16台で旅を記録
コックピットや宇宙船外部のカメラがとらえたものと合わせ、客は飛行中のビデオや写真にアクセスできる。フライトを終えた後すぐに写真をソーシャルメディアでシェアすることも可能という。
ロケットとともに打ち上げられてから地球に帰還するまで約90分。フライトステージに応じて自動で客室内の灯が調整されるようになっているなど、細部までかなり入念につくられている。
この宇宙船を体験できる人はかなり限られているが、多くの人にキャビンを紹介しようと、同社はモバイルアプリでAR体験できるようにするとしている。興味のある人はまず、発表ビデオをチェックしてほしい。
- Original:https://techable.jp/archives/133014
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi