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Appleメガネは3Dサウンドの臨場感向上にも貢献?~関連特許を取得

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Appleが米国特許商標庁(USPTO)にて取得した特許から、同社はAppleメガネ3Dサウンドの臨場感向上に役立てることを検討しているようだと、AppleInsiderが伝えています。

特許の内容

Appleが2020年7月28日付けで米国特許商標庁(USPTO)から取得した特許は、「バイノーラル録音再生のための、頭部における伝達関数の選択」というものです。
 
バイノーラル録音とは、人間の頭部の音響効果を再現するダミー・ヘッドやシミュレータなどを利用し、鼓膜に届く状態で音を記録することで再生時の臨場感を向上させたものです。
 
Appleが取得した特許は、頭部における伝達関数(HRTF:Head related transfer function)を用いてその効果を更に高めるものを目指したものです。

本特許が実現した場合の効果


 
今回の特許に記載された内容によれば、バイノーラル録音された音声の再生、3Dサウンドの再生にはリスニング環境に合わせた最適なHRTFの選択、ユーザーの好みに合わせたHRTFの選択が重要なようだと、AppleInsiderは説明しています。
 
HRTFの最適化のためにAppleメガネ装着者の位置情報、頭の向きの検出機能を活かすことが出来れば、仮想環境(AR)下での3Dサウンド、立体音響の再生時に、製作者が意図した音場、臨場感をより正確に再現出来るようです。
 
Appleメガネにはヘルスケア機能の搭載や、色々なものを仮想デバイスに変えてしまう機能が搭載される可能性が伝えられています。
 
また、それらが実現した場合にどのように見えるのかをイメージできるコンセプト動画も公開されています。
 
 
Source:USPTO via AppleInsider, バイノーラル録音/Wikipedia
Photo:Apple
(FT729)

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