Instagramは、人気の動画共有アプリTikTokに似た「Reels」を来月スタートさせますが、TikTokで特にフォロワー数の多いユーザーを新しいプラットフォームに引き込むため、相当な額の契約話を持ちかけている、とThe Wall Street Journalが報じています。
人気のTikTokユーザーはすでに企業とスポンサー契約
TikTokでフォロワー数を大きく伸ばすユーザーに対して、「この曲を使ってほしい」「このブランドの服を着てほしい」「製品を宣伝してほしい」など、企業が依頼する事例は多々ある、とWSJは伝えています。
Instagramを運営するFacebookは、来月サービス開始予定の「Reels」に人気クリエイターを集めるため、積極的に人気TikTokユーザーにアプローチを行っているとのことです。
交渉に応じるTikTokユーザーも
TikTokは、中国企業ByteDanceにより運営されていますが、ユーザーデータが中国当局へ流れているのではないかと、安全保障上の危惧の念を抱く国が昨今出てきています。
FacebookからReels移籍の契約話を持ちかけられたTikTokユーザーの中には、「今後米国でTikTokがどう転ぶかわからない」との理由で交渉に応じた人もいるとのことです。
なお、TikTokはこれまでに一度も中国当局にデータを引き渡したことはなく、これからも行うつもりはないとしています。
TikTokは、Instagramの戦略に対抗するため200億円超規模のクリエイター基金の開始を発表しています。
Source:WSJ
Photo:TechCrunch
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-304058/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania