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ペンシルベニア州立大が自己修復するソフトロボット用材料! イカのタンパク質を模倣

ソフトロボットのアクチュエータは、繰り返しの運動に耐え、摩耗が修復しやすいものが求められている。

こうしたなかペンシルベニア州立大学の研究チームは、イカに含まれるタンパク質を模倣して、自己修復可能な材料を開発した。このタンパク質由来の合成ポリマーは、生物と同じように目に見えるサイズの傷から微細な傷までを自己修復する。

リアルタイムで傷が修復

研究チームは、遺伝子複製技術によってアミノ酸配列を反復し、生物のように自己修復性を持つ合成ポリマーを作り出した。

既存の自己修復材料は、強度と修復時間に課題があった。これに対して、研究チームが開発した合成ポリマーは、高強度なうえに修復時間は1秒だ。水と熱を加えることで修復し、光を使用することも可能とのこと。

100%生分解性でリサイクルも可能

研究チームが開発の合成ポリマーは100%生分解性で、リサイクル可能なバージョンもあるようだ。酢を加えると分解およびリサイクル可能な粉末になる。

リアルタイムに自己修復するソフトロボットのアクチュエーターが開発可能なほか、個人用保護具などに組み込めばすぐさま穴を防ぐことができ、こうした性能はすでにアメリカ陸軍にも注目されているようだ

ロボットの消耗部品がメンテナンス不要となれば、稼働率とコストの面でのメリットが大きいと考えられ、早期実用化が期待される。

参照元:Soft robot actuators heal themselves/ PENN State News

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