昨今の新型コロナウイルスの影響で、3密を避ける旅行手段として車旅や車中泊が増加しているようだ。また、新しいライフスタイルとしてもキャンピングカーで暮らす「バンライフ」が注目されているという。
このような流れは、キャンピングカーと車中泊スペースのシェアサービスなど「バンライフ」のプラットフォームを展開するCarstay株式会社にとって追い風となり、サービス開始から約1年半で登録者数は著しく伸びている。
そんななか同社は、さらなる事業拡大を目指し、株式会社サイバーエージェント・キャピタルや複数の個人投資家より約5千万円の資金調達を完了。同時に、田端信太郎氏がCMOに就任した。
車を持ってなくても楽しめる「バンライフ」!
同社は現在、キャンピングカーのカーシェアリング「バン シェア」には50台のキャンピングカーを、車中泊スポットのシェアサービス「カーステイ」には200箇所を保有している。
このたび公開されたバンライフに関する案内ページには、バンライフを楽しむさまざまな情報が掲載されている。
例えば、車中泊ができるスポットとして、オプションでダイビング体験もできる伊豆の秘境スポット「伊豆海の森 SMILE PARKING」や、大自然のなかでBBQを楽しめる山梨県の「森と湖の楽園 RVパークサイト」などが紹介されており、料金は一番安いところで1泊2,000円~というリーズナブルさ。
併せて、シェアできるバンやキャンピングカーも多数掲載中だ。初心者におすすめのキャンピングカーとして、「セレンゲティ4WD」や「ベントラ316SV」、スズキのエブリイワゴンやPZターボスペシャルをDIYで軽キャンパーに改造した「おてがる軽キャンパー号」などが並ぶ。料金は車両により差があるが、軽キャンパーなら24時間5,000円~というものもある。
そのほか、バンライフに持っていくと便利なものリストなど、初心者でも安心してバンライフを始められそうな情報が満載だ。
普及拡大を狙う戦略は……
同社は「誰もが好きな時に、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる」というミッションのもと、日本初のキャンピングカーのカーシェアサービス「バンシェア」などを展開し、ウイズコロナ時代の新たな旅行スタイル、ライフスタイルとして「バンライフ」普及拡大に尽力している。
今回の資金は「バンシェア」のデザイン改善、システム追加開発、ユーザー獲得のマーケティングに投じるとのこと。
そして、マーケティング・PRのプロフェッショナルである株式会社ZOZO元執行役員の田端信太郎氏をCMOに迎え、事業戦略の立案から遂行を通じて「バンライフ」の普及拡大、事業の成長を図る構えだ。
- Original:https://techable.jp/archives/133366
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口