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夏の体調管理はシャツ型センサーに頼ってみよう

梅雨が明ければいよいよ暑さも本番、暑さにカラダが慣れないまま真夏を迎えてしまった今年は、特に熱中症への注意が必要。屋外でのスポーツやレジャーシーンでは対策を心がけていても仕事中などは油断しがち。温度や湿度に氣を配るのはもちろんですが、ひとりひとりが自身の体調にきちんと気を配らなくてはなりません。

こうした体調管理に一役買いそうなのが、NTTテクノクロス、東レ、ゴールドウインの3社連携による「暑さ対策プロジェクト」。身につけている人の衣類の下の温湿度と心拍数を計測するセンサーと専用ウェアを組み合わせた「暑さ対策用サービス」(セット価格:4万8000円〜/税別)をこの8月よりスタートさせます。

この「暑さ対策用サービス」とは、ごく簡単に言えば、NTTテクノクロスが開発した小型センサーと専用アプリ、そして東レ、ゴールドウイン両社がそれぞれ開発した専用ウエアにより構成されるもの。

重量わずか12gの小型センサー「TX02」(1万2000円/税別)が、着用しているユーザーの心拍数や活動量、歩数、姿勢、衣類の内側の温湿度などを計測するのですが、この計測精度を高めるために用いられるのが、NTTと東レが開発した機能性素材・hitoeを使用した専用ウエアです。

専用ウエアの胸部分に「TX02」を装着した“シャツ型センサー”が、人間のカラダから無意識のうちに発せられる生体信号を収集、動きの中でも高い精度でデータを取得します。

こうして計測されたデータに基づき、専用アプリ「hitoe 暑さ対策アプリ」(アプリケーション:2万5000円/税別、トランスミッター1個あたりのライセンス料:3000円/税別)がユーザーの体調の変化を検知。本人も気がつきにくい体調の変化を、熱中症の予兆として知らせることで、重篤な状態に陥ることを未然に防ぐことができるのです。

専用ウェアは、Tシャツタイプの「hitoe 作業者みまもり用シャツ」(東レ製、1万円/税別)、ベルトタイプの「hitoe 使用ベルト」(東レ製、8000円/税別)、ノースリーブタイプのアンダーウェア「C3fit IN-pulse」(ゴールドウイン製、1万円/税別)の3種類がラインナップされており、ワークスタイルや好みにあわせてセレクトできます。

 

販売取り扱いはセンサー、アプリ、ウェアのセットで、NTTテクノクロスより提供されます。やや価格が張りますが、炎天下で長時間屋外にいなくてはならない職種で働く人にとっては命綱になりそうなアイテム。お年寄りや子どもなど、自身で健康管理するのが難しいユーザーにも役立ちそうです。

>> NTTテクノクロス

<文/&GP>

 

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