グローバル物流大手の日本法人であるフェデックス エクスプレスは8月5日、輸送中の貨物の状態をリアルタイムにモニタリングできる「SenseAware」(センスアウェア)のサービスを国内で提供することを発表した。事前申込制で、近日中に順次利用可能となる。
対象となる荷物は、アジア域内および米国向け翌営業日配達、ヨーロッパおよびその他の地域向け貨物には通常2営業日以降の配達となる「インターナショナル・プライオリティ」、世界各地へ1〜3営業日で荷物を届けられる「フェデックス・インターナショナル・プライオリティ・フレイト」で、それぞれのサービスのオプションとして用意される。いずれも対象は68kg(約150ポンド)以上の荷物。
価格は、サービス利用料、機器レンタル料、機器返送時の送料、機器への関税などを含む「オール・イン・ワン」が2万3500円、サービス利用料、機器レンタル料のみの「機器レンタル」が1万4500円だ。
SenseAware機器による貨物のモニタリングは、日本を含む世界約50か国で利用可能で、フェデックスを含む120社以上の航空会社を利用する貨物に積み込める。気になる専用機器のバッテリーの駆動時間だが、1分単位レポートだと5日、30分1回だと2週間は継続してモニタリングできるという。
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/08/05/fedex-senseaware/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Hiro Yoshida