株式会社AILLが開発した世界初のAI恋愛ナビゲーションアプリ「Aill (エール)」は、企業間トライアルを経てこのたび、関東圏を中心に事前登録を開始した。
2019年11月~2020年3月に実施したトライアルには企業11社が参加し、その結果から福利厚生市場での安心安全性とAIを使ったナビゲーションの有用性を検証することができたとのことだ。
3つのAIナビゲーションで恋愛成就!?
「Aill」は、ワークライフシナジーによるEmployee Happiness(社員の幸福)度の向上を目的とし、社外の出逢いからお付き合いまでをAIがナビゲートするサービスだ。良きパートナーを得ることで、仕事と生活の相乗効果を高め、ひいては社員の幸福度を向上させようという企業の福利厚生サービスのひとつとして採用されている。
同サービスを利用できるのは、福利厚生サービスに「Aill」を取り入れている企業の独身社員のみ。利用している社員に対し、「紹介ナビゲーション」「会話ナビゲーション」「好感度ナビゲーション」という3つのAIナビゲーションを提供するようだ。
「会話ナビゲーション」では、チャットでの会話をAIがサポートする。デートに誘うタイミングや2人の距離を縮める会話を手伝ってくれるようだ。
「好感度ナビゲーション」では、相手の自分に対する好感度を可視化できる。これにより効率的かつ効果的なアプローチが可能になりそうだ。
すでに約20社が導入!
企業11社が参加したトライアルでは、AIによるアシストの受入率62%、チャット開通後1ヶ月以内でのデートへの進展率32.8%(AIナビゲーションなしに比べ4倍)、デート成立率88.0%(AIナビゲーションなしに比べ8倍)という結果が出ている。
さらに、全体の違反行為はまったくなく、福利厚生市場での安心安全性とAI・人工知能の有用性を立証したといえるだろう。
実際に利用した人からは「実は自分の誘うタイミングは相手にとってはプレッシャーだったんだなぁーと、対話の流れに合わせて、タイミング良く誘うことの大切さを知りました。」「AIが聞きにくいことを代わりに聞いてくれる『秘密の質問イベント』は良かったです! 」という声があがっている。
この結果をうけ、本格提供に向け2020年8月3日より関東圏を中心に事前登録を開始した。同時に、大手会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を運営する株式会社ベネフィット・ワンと業務提携を締結。現在は、ベネフィットワン経由で「Aill」を福利厚生サービスの対象としたNTTグループやみずほグループなど約20社の企業で利用可能とのこと。
- Original:https://techable.jp/archives/133636
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口