1987年から30年以上にわたってAppleで務めてきたフィリップ・シラー氏が、ワールドワイドマーケティング担当上級副社長を退き、Appleフェローとなった、とAppleがNewsroomで発表しました。
シラー氏の後任はグレッグ・ジョズウィアック氏
シラー氏は、Appleフェローとしてティム・クック最高経営責任者(CEO)に直接報告を行い、App StoreとApple関連イベントを今後も率いていくとのことです。シラー氏の後任には、iOS、iPhone/iPadマーケティング担当ヴァイスプレジデントだったグレッグ・ジョズウィアック氏が抜擢されています。
「フィル(フィリップの略称)は、Appleの現在の姿を形作るのに尽力してくれた。彼の貢献は、広大かつ深い。新しいポジションでも、Appleの相談役を続けてもらう」と、クックCEOはコメントしています。「ジョズ(ジョズウィアックの略称)の製品マーケティングを長年率いてきたという経験は、新しい役職(ワールドワイドマーケティング担当上級副社長)に最適だ。頑張っているチームのためにも、スムーズな引き継ぎを約束する。エグゼクティブチームは、彼のコラボレーション能力、アイデア、エネルギーの恩恵を受けるだろう」
オンライン開催となった今年のWWDCを率いたシラー氏
新型コロナウイルスの影響により、Appleの開発者会議WWDCは今年初めてオンライン開催となりましたが、イベントの開催を率いたのはシラー氏でした。
「Appleで働けるのは夢のようなことだ。これまで多くの愛する製品をスティーブ、ティムなどたくさんの友人たちと共に世に送り出してこれた」とAppleフェローになったシラー氏は述べています。「27歳のときにAppleに入り、今年60歳になった。生活面でも様々な変化が必要になってくる時期だ。Appleに雇用され続ける限り、働き続けたいと思っているし、Appleを心の底から愛している。ただ、家族と友人、そして個人的なプロジェクトのためもっと時間を作りたいんだ」
Source:Apple
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania