Instagramは8月5日、最長15秒の短編動画を投稿する新機能「リール(Reels)」を、日本を含む50ヵ国で公開しました。人気の短編動画投稿アプリTikTokに対抗した機能となっています。
リール機能の内容
Instagramでは24時間限定で動画を公開する「ストーリーズ」機能が人気ですが、リール機能では動画編集機能が更に強化されており、Instagramは英語版の公式ホームページにおいて「リール機能により、誰でもグローバルなクリエイターになれる」と表明しています。
Instagramのミュージックライブラリから好きな音楽を選んで動画に追加することや、再生速度の編集が可能となっており、ARエフェクトを利用し、撮影者がクリエイティブに動画編集を行うことができます。
リール機能は、Instagramの動画撮影画面において、ストーリーズ機能の右側に表示されており、撮影や編集、投稿が利用できます。
なお、検索画面において公開アカウントによるリール動画を視聴することも可能となっています。
InstagramがTikTokに対抗
Instagramは、今回のリール機能の追加により、TikTokユーザ―の取り込みを強化する目的があると考えられます。
先月には、Instagramを運営するFacebookが、TikTokの人気ユーザーをInstagramへ引き抜くために大金を支払っている可能性が報道されています。
中国企業が運営するTikTokは、中国政府からの影響を受ける可能性が各国で問題視されており、アメリカのトランプ大統領はTikTokが米企業に買収されなければ、米国内で利用禁止とする意向を表明しています。
Instagramのリール機能追加は、アメリカ等で利用禁止が議論されているTikTokへの強力な対抗手段となりそうです。
Source:9to5Mac
Photo:Instagram
(seng)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania