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手術室内外の遠隔コミュニケーションを支援!アルムとゲティンゲが業務提携

株式会社アルム(以下、アルム)は、ゲティンゲグループ・ジャパン株式会社(以下、ゲティンゲ)と業務提携を行うことを発表した。両社は今後、手術室向けソリューションの提供において協力していく。

医療関係者向けのアプリ「Join」を手がけるアルム

「Shaping Healthcare」をコーポレートメッセージに掲げるアルムは、医療・福祉分野におけるモバイルICTソリューションを主な事業領域としている。

同社が手がける「Join」は、医療関係者がセキュアな環境でコミュニケーションをとれるアプリだ。PACS(医療用画像管理システム)などとの連携機能を備えており、チャットやビデオ通話を用いた遠隔診療に活用できる。同アプリを使うことで、たとえば夜間や休日に、院外の医師が現場へコンサルテーションを行うことが可能になる。

手術室統合システムの「Tegris」で知られるゲティンゲ

ゲティンゲは、スウェーデンに本社を置くゲティンゲ社の日本法人として、手術室統合システムの「Tegris(ティグリス)」を提供中。これは、世界中の医療施設での豊富な経験をもとに開発されたITソリューションで、手術室におけるさまざまな機器や装置の一元管理を実現する。医療スタッフのワークフローをシンプルにし、医療に集中しやすい環境づくりをサポートしている。

アルムとゲティンゲは今後、手術室向けのソリューション提供において協力。手術室の外にいる医療従事者が、院内の医用映像へモバイル端末経由でアクセス可能なソリューションを提案する。手術室内の医療スタッフは、別室や院外にいる医師からのアドバイスを受けやすくなり、的確な医療の提供につながるとのことだ。

PR TIMES

(文・早川あさひ)

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