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Appleメガネ、高フレームレートでクロマキー合成も可能?〜新しい特許情報

Apple Glass EAP 01
 
Appleが現地時間2020年8月6日、米国特許商標庁(USPTO)にて、ヘッドマウントディスプレイに関する新たな特許を取得しました。この特許に基づく技術を実製品に搭載すれば、Appleメガネクロマキー合成が可能になるかもしれないと、Tom’s Guideが報じています。

ヘッドマウントディスプレイに関する特許


 
Appleが今回取得した特許は、「ヘッドマウントディスプレイでの複合現実(MR:Mixed Reality)における低遅延クロマキー合成」というものです。Tom’s Guideによれば、本特許にはヘッドマウントディスプレイでクロマキー合成を行う方法が記載されています。
 
この特許で重要な点は、ヘッドマウントディスプレイにおいて高フレームレートでの映像処理を行うことによって、低フレームレートでの遅延が原因で発生する乗り物酔い状態を起こさないようにする方法だと、Tom’s Guideは解説しています。
 
同メディアによれば、ヘッドマウントディスプレイは頭の向きや動きに連動するため、遅延が起きないような処理を行うのは、(画面が固定されている)ラップトップで行う処理に比べてもかなり困難とのことです。

低遅延処理方法とクロマキー合成の実現


 
今回取得した特許には遅延を大幅に抑える方法として、「システムは75fps以上の高フレームレートで動作することにより、遅延を大幅に抑える」と記載されていると、Tom’s Guideは説明しています。
 
Tom’s Guideは、本特許には「3D立体視を実現するためのステレオカメラがヘッドマウントディスプレイに組み込まれ、リアルタイムでカラー処理を行い、クロマキー合成を可能にする方法」も記載されていると記しています。
 
同メディアによれば、「このシステムを搭載したヘッドマウントディスプレイは、カメラで撮影された映像内の特定の色成分を検出し、仮想コンテンツと合成することが出来る」と特許内に記載されているとのことです。
 
これは、クロマキー合成(映像内の特定の色の部分を透明化し、そこに別の映像を合成する手法)のことであり、特許内に記された「ゲーム、ビデオおよび仮想オブジェクト」において、Appleメガネに搭載された本システムが活用される可能性があるとTom’s Guideは予想しています。
 
 
Source:USPTO via Tom’s Guide
Photo:EverythingApplePro/YouTube
(FT729)

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